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街で岸部一徳に会ったらイイことある?・・の巻


今日はパパとDVD観賞

あっち系のいやらしいDVDではなく

三木聡監督脚本の「転々」

東京を散歩するロードムービー

くすくすと笑えて

ちょっと切なくて

だけど・・

ほっこりするような映画だった

そして

何気ない日常の中の家庭って

いいものなんだな・・と



ひとりっ子だったわたしは

「家族」という定義にこだわりを持つことはなかった

わたし以外は

大人がふたり・・

もしかすると・・

わたしが生きていた家庭には

わたしが自由に作り出せる空間はくさるほどあったが

小さな社会はなかったのかもしれない・・と思う

常に守られていれば・・それで・・よかったのだから・・



自分が家庭を持ってみて

互いの存在を無意識に気にかけている不思議な絆を

初めて味わった気がする



家族のそれぞれが

家族の不在を確かめる作業を必ずするのは新鮮だった

学校から帰ってきた娘たちは

いるはずの妹の所在を聞く

「あれ?はーちゃんは?」




食卓のお醤油を

誰に言うのでもなく

「お醤油・・とって!」という

何気ない会話にも

人としてのシアワセがあるんだな・・と

生活を共にする人間同士の「情」というのは

計り知れないほど深い

「情」とは厄介なものである
by takoyakimamasan | 2010-04-24 01:26